組込み系プログラマの終末

プログラミング、デバイスドライバ、資格、試験、等などなど

電験三種の試験中に使うべき小技・テクニック

以前の記事で述べましたが、公式丸暗記や過去問を覚えるほどやりこむといった小手先のテクニックは嫌いです。100%理解して、納得した知識を使って問題を解くのが好きです。

 

public2015.hatenablog.com

 

ですが電験三種では知らないと損するテクニックというものも存在すると思います。そういったテクニックに着目して話したいなと思います。

 

試験当日のテクニック

試験当日にいきなり実施するのではなく、普段の演習時から実践することを激しくおすすめします。

【1】電卓のメモリー機能を使いこなす

電験の試験では使用出来る電卓が限られています。ちなみに関数電卓は使用できないので注意してください。

 

私は電験のために電卓を新調し初めてメモリ機能について知りました。これを知らないと計算時間が+10%はかかるのではないか?というほど優れた機能で、是非活用してもらいたいです。

 

メモリ機能とは、計算結果を電卓上のメモリに格納しておける機能です。このメモリは好きなときにアクセスできます。メモリ機能を使用しないでA✕B+C✕Dのような積和の混じった計算をするとき、まずA✕Bを計算して結果を紙に書く、次にC✕Dを計算し、その結果と紙に書いた前の計算結果を足しますよね。メモリ機能を使うと、紙に書いておくといった動作が不要になります。詳しい使い方は電卓の説明書を見てくださいね。

【2】マークは最後にまとめて行う

問題を解くたびにマークする方法は以下の理由からおすすめできません。

・問題用紙と解答用紙を行き来する時間が増え効率が悪い

・解答欄をずらして書いてしまうミスが起こりやすい

 

当たり前のテクニックですが、もし実践していないのでしたら騙されたと思ってやってみてください。

【3】法規の時間配分はA問題:B問題=1:4

この記事の先頭で触れた過去記事にも書いていますが、法規はB問題に時間をかけてください。A問題は知らないのはどれだけ考えてもわからないので、変に悩まないでB問題に取り組むべきです。A問題は半分正解、B問題は全問正解の76点を目指すのが最も効率の良い法規の戦略だと思っています。

 

【4】問題を見て、回答方法が思い浮かばなければ飛ばして後回し

この目的は、とりあえず全ての問題に目を通すことが目的です。簡単な問題は確実に取る。難しい問題は後回しにし、効率良く最大得点を狙いましょう。

 

私は、1周目で30点分くらいは自信を持って解答していました。2周目で少し自信ないけどだいたい解いて、3周目は解けたらラッキーくらいってもんでした。

試験当日までにやっておくこと

【5】何分で2周目まで終えるかを決めておく

4番との絡みですが、試験開始後何分で「だいたい解けた」状態(つまり1周目、2周目を終えた状態)になるかは事前に測っておくといいと思います。

時間感覚が無いと無意味に焦ってしまうので、それを避けるためには冷静に余裕があるのか、遅れているのかを知る必要があります。

 

たとえ想定していた時間より遅れてしまった場合でも、冷静であれば解けそうな問題を見極め合格点を取ることは十分可能です。

【6】電線の公式だけは丸暗記

公式の丸暗記は断固反対です。最終的に覚えるにしても、導出を理解し、繰り返し導出した上で自然に覚える方法が最善だと思っています。

 

しかし!電験三種の電線関連の公式だけは別です!これは導出難易度が高い上に電気的な法則も絡まないため覚えたほうがいいです!

電線の長さの公式

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電線のたるみの公式

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私は上2つの公式をホワイトボードに書き、それを冷蔵庫に貼って毎日チラ見して覚えました。語呂合わせなんてなんでもいいんです。ハト分のWS二乗とかでもいいんです。毎日見てればすぐ覚えられます。

 

逆にこの公式以外は丸暗記不要だとも思っています。

 

まとめ

基本的にはテクニックに頼らない地力アップ戦略を取るべきです。

テクニックとは最後の数点分の上積みに効いてくる程度のものです。

 

でもやっぱりテクニックってあるんですよねえ

意外と無視できない点数に繋がったりもしますし。