組込み系プログラマの終末

プログラミング、デバイスドライバ、資格、試験、等などなど

国語が苦手でも小論文試験(昇進・昇格試験)に合格できる勉強方法

私の勤務している会社では年に1度昇進試験があります。

 

試験としては業務に関する小論文、その他いくつかの筆記試験と面接があり、これら全てに合格すると年収で100万程度アップします。この試験を合格すると以後の昇進は非試験となりますが、逆に受からないといつまでも平社員のままで昇進しませんし、毎年試験を受けなければなりません。

 

合格率は15%程度で、1年目で受かる人もいれば20年目のベテランでも受かっていない人もいて、社内の評判としては【難しい試験】。皆が一様に声を揃えて「小論文が難しい」と言います。

 

私はこの試験を約3ヶ月の勉強で1年目で合格しました。

 

一般的に小論文試験を合格するためには国語スキルが必要と言われていますが、私の国語スキルは非常に低いです。あまり本を読まないため語彙力がなく、加えて人との関わりを避けがちだったため基本的なコミュニ ケーション(特に順序立てて説明すること)にも難があります。しかし幸いなことに小論文試験ではコミュニケーションが下手でも、多少日本語が不自由でも、押 さえるべきポイントを押さえることで合格できます。 

 

今回は実際に私の行った「国語が苦手でも合格できる勉強法」をお伝えしたいと思います。

 

【小論文試験(昇進試験)の分析】

試験まで十分時間が取れるならば国語力を底上げする方法が本質的で良い方法だと思います。しかし多くの方は仕事や育児が忙しく十分な時間が取れないのではないでしょうか。そのような場合【分析】は非常に有効です。自分の会社の小論文試験は受かるかもしれないけど、それ以外の小論は全くダメダメ状態、そんな状態を目指しましょう。

 

★合格レベルの小論文の分析

まず可能な限り合格者の論文を集めましょう。といってもなかなか集まるものではなく、私は2件しか集められませんでした。しかし2件でも集められれば有用なデータです。どのような内容が書かれているのか、どこが骨子か、題意にどのように答えているか、10回、20回読み込んで完全に理解しましょう。

 

私の入手した2件はそれぞれ

(1)自分の実施した施策が非常に効果的だったという【事実】を全面に出す論文

(2)自分の【考え】を全面に出し、その考えに基づき業務の中で〜という具体的な行動をした

という対象的なものでした。合格レベルの論文には優れた【事実】か、説得力があり可能性を感じる【考え】かが必要だと考えました。これを受け自分の方針を決めるのですが、自分の場合は勤続年数が短く具体的で強力な【事実】は持っていなかったため【考え】を全面に打ち出していく方針を選びました。逆に言えば【事実】を最小限に押さえるように気をつけたとも言えます。

 

練習で様々なお題について論文を書きましたが、文章全体の【事実】と【考え】のバランスは論文の完成度を高める上で非常に重要でした。基本的には人柄を見る試験なので【考え】に重点を置くべきだと思います。逆に【事実】を全面に出す方針は難易度が高いと思われます。「小論文なんだから考えを書くのは当然だろ?」と思われるかもしれませんが、実際に書いてみると前提条件の説明や、具体例、手順などを書きがちで、これらは【弱い事実の集合】なので結果的に完成度の低い小論文になってしまいます。

 

私の場合は合格論文(2)を目指し、自分の書いた論文との差異を分析し、差がなくなるように詰めていきました。

 

★小論文の問題(テーマ)の傾向を分析

私の勤務する会社の場合、問題の一例は以下のようでした。

 

(1)会社がこれからも価値を高めるためにはどうすればよいと思うか

(2)周囲の人を巻き込んで何をしたか

(3)会社にとって危機は何か。あなたはどう備えるか。

 

私はこれらの問題は全て【会社の成長ためにあなたはどう考え、どう行動したのか、行動していくのか】という1つのパターンに集約できると考えました。 おそらく良くあるテーマ設定なのではないでしょうか。

 

このようなテーマ設定では【会社の成長】と【自分の考え・行動】を繋げる必要があります。一般的にこの2つの接着剤は経営方針です。社長の言葉を調べることで、会社の長期的な目標が見えるはずです。例えば事業の多角化を推進するだとか、コストダウンによって競争力を底上げするだとか。社長の言葉は社員向けのものより、株主向けのものの方が具体的で分かりやすい場合が多いので、株主向けの方針説明資料を探しましょう。

 

経営方針をうまく小論に取り入れると、それだけで高い視点から全体を捉えている雰囲気を醸し出せます。

 

例えば

(1)会社がこれからも価値を高めるためにはどうすればよいと思うか

 価値を高めるためには〜といった理由からXXXが必要だ。そのためには一層のコストダウンが求められている。そこで私は〜を達成するために〜を検討し、結果〜くらいのコストダウンを実現した。

 

(2)周囲の人を巻き込んで何をしたか

 〜という理由で、会社が成長していくためにはコストダウンによって競争力を増すことが有効だ。しかし私の職場には〜という問題があり、それによって〜工程のコストが大きくなることがあった。そこで〜と連携し、この工程の〜改善を実施し、コストダウンを実現した。

 

(3)会社にとって危機は何か。あなたはどう備えるか。

 会社にとって危機は〜だ。近年〜は〜で〜だ。この危機に対処するためには〜。よって全社一体での総合的なコストダウンが必要だと考えた。そこで私は〜な理由で関連部門との一層の連携が必要だと考え、〜を実施した。それによって部門間で〜を共通化でき、〜工程のコストダウンを実現した。

 

【会社の成長ためにあなたはどう考え、どう行動したのか、行動していくのか】という問題のパターンに対する解のひとつは【経営方針に沿って問題に応え、自分の考え・行動に繋げる】ことだと言えるのではないでしょうか。よって経営方針をよく理解し、それぞれの方針について自分との関わりを整理しておくと良いと思います。

 

【実践】

さて、いよいよ実際に筆を進めましょう。小論試験では「なにも書くネタがない〜」ということをよく聞きます。ほとんどの場合そのように言う人は、過去に自分がやったことからネタを探しています。しかしそのやり方は危険です。上で述べた【問題の分析】と重複しますが、業務系小論文の場合は「会社の方針」「経営目標」ありきで考え、それに繋げられるネタを探すべきです。

 

会社の方針を理解し、自分の経験と照らし合わせいくつかストーリーはできましたか?まず下手くそでもいいのでそのストーリーを小論文として書き上げましょう。話はそれからです。

 

★自分の文章の癖を知り修正する

 自分の文章の癖は自分自身ではなかなか発見できません。この点に関しては上司・友人・家族に小論を見てもらい、「どんな印象を受けるか」「分かりにくい箇所はどこか」と言う観点でアドバイスをもらうことをおすすめします。内容についてがっつり意見をもらうというよりは、文章の雰囲気を見てもらうことを期待しているため、気楽に話せて、あまり忙し過ぎない人に見てもらうといいと思います。私の場合は妻に見てもらい、以下のようなアドバイスを得ました。

 

・なんとなくネガティブな印象を受ける

・文章の繋がりが悪く、内容が頭に入ってこない

・淡白な印象で、盛り上がりに欠ける。眠くなる。

 

これに対して原因を追求していく。

・なんとなくネガティブな印象を受ける

 余計な一言が多い。例えば「本来は〜すべきだったが、〜によってできなかった」といった できなかった情報を付けがち。

 

・文章の繋がりが悪く、内容が頭に入ってこない

 接続詞を使っていないため文章がぶつ切りになり読みにくいケースや、くどい説明によって大事な主張が隠れてしまうケースがありました。「しかし」「つまり」「よって」等をうまく使えていない箇所もありました。

 

・淡白な印象で、盛り上がりに欠ける。眠くなる。

 【事実】と【考え】のバランスで、【事実】が多い場合に淡白になるがちです。さらにその事実が説明などの【弱い事実の羅列】だとこれまたつまらないものになってしまいます。また考えの根拠が弱かったり、当たり前の主張だけだと盛り上がりの無い文章になってしまいます。

 

まずは自分の文章の癖を発見することが重要です。そのためには他者の目が有効です。

 

★「題意に沿った」論文を書けるようにする

3割〜4割の受験者は題意に沿っていない小論文を書いてしまい、確定不合格となってしまっているそうです。つまり題意に沿って書き上げられれば、それだけで合格可能性が上がります。具体的には全体で合格率15%の試験において、題意に沿っていないため不合格が40%だとすると、題意に沿っている小論文の合格率は15/60で25%まで上がるんです。

 

しかし題意に沿っていても肝心の内容がお粗末ではいけません。題意に沿ってなおかつある程度の内容が書ける受験者は半分程度だとすると、その受験者の合格率はなんと15/30で50%まで上がります。

 

つまり題意に沿って、なおかつある程度の内容がかければ2〜3年間での合格率は85%まで上がるのです。

 

よって小論文試験においては、題意に沿うことはスタートラインで、絶対に外してはいけないポイントなのです。

 

さて題意に沿った小論文を書くためには何が必要なのでしょうか。 

 

答えは【全体構成をしっかり考える】ことです。理想的には小論文を書き始めてから殆ど筆を止めずに書き上げられるような全体構成が望ましいです。

 

つまり全体構成は小論に登場する【要素】と、その要素間の【繋がり】を正確かつ十分に含んでいる必要があります。

 

このレベルの全体構成を書けると、小論文を書き始める前にそれを見ながら題意に沿っているかどうかといった確認が可能になります。このひと手間で題意に沿っていない→確定不合格をかなり回避できるはずです。

 

試験時間にもよりますが、私の場合は最初の30分を全体構成に充てると決めて試験に臨みました。

 

最初は全体構成を書いても、小論文を書き始めるとすぐに筆が止まると思います。私はそうでした。そのようなとき、なぜ今筆が止まったのか、逆にどのようなことを予め考えていれば止まらなかったのかということを意識し、少しずつ構成力を磨いていくことで構成力はアップしていきます。

 

 ★内容のブラッシュアップ

 さて自分の文章の癖を修正しマシな日本語になり、題意に沿って書けるようになっても結局内容がお粗末であれば合格は難しいです。ブラッシュアップは絶対に避けては通れないでしょう。

 

この段階では上司に添削を依頼することが最も効率的です。上司はつまらないこと(日本語が変だとか、題意に沿っていないだとか)に惑わされず、真っ直ぐに小論文の主張を理解し、有用なアドバイスをくれるでしょう。

 

逆に言えば、日本語が変だとか、題意に沿っていないだとかというレベルのものを添削してもらっても、内容のブラッシュアップまでは到達できないと言えます。

 

上司に見せずに自分でブラッシュアップすることもできなくはないですが、有効性は下がります。会社によってカラーも違いますし、上司の意見を聞くことは1度はすべきと思います。

 

 【総仕上げ】

意外と忘れがちなのが、時間内に書き上げなければ意味がない、ということです。時間を計って論文を書く練習は欠かせません。

 

私は手書き試験だったため本番までに15本程度時間を計って書きましたが、15本目では最初より30分程度早くかけるようになっていました。論文試験は時間との戦いでもあるので、このスキルアップは本当に有効です。

 

【まとめ】

約3ヶ月間、毎日2時間程度(直前の土日はフル)この昇給試験にかけ、なんとか合格はしましたが、はっきり言って余裕はありませんでした。基本的な国語力は低いままなので試験の傾向ががらっと変わったら全く対応できませんしね。

 

この試験において勝敗を分けたのは【他者の目】を積極的に活用したことだと思います。自分の書いた文章を人に見せ、ダメ出しをされるというのは私にとっては苦痛でしたが、早期から妻の協力を得たこと、何度も上司に添削を依頼したことが最も大きなポイントだったと感じています。

 

読んでくださった方の一助となれば幸いです。

C言語を学んだほうがいいと言われ続けている3つの理由

大部分のプログラマにとってC言語は殆ど縁の無い言語ではないでしょうか。しかし「C言語を知っておくといい」という謎の呪文を聞いたことがあるプログラマは多いんじゃないかな?「C言語を知っておくといい。ただし仕事で使うことはないだろう」・・・意味不明ですが時々聞きますよね。
実は私もそんな呪文を唱えたい気持ちをぐっと堪えて過ごしている身です。C言語を学んだほうがいいと言われる所以をC/C++プログラマ視点で書いてみます。

新しい言語やフレームワークを前向きに学べる

例えばHTTPサーバを実装しようと思ったとしましょう。
HTTPサーバとはGETとかPOSTといったリクエストを受けて、HTML形式の文字列を返すサーバプログラムです。万が一血迷ってこれをC言語で実装しようとしたら最低でも下記の知識が必要です。

ソケットプログラミング(socket,bind,listen等)
文字列処理
メモリ管理
並列処理(fork,pthread,mutex等)
ディレクトリ操作
シグナル

などなど・・・信じられないほど膨大な知識を要求されます。最小限の動作だとしても1000行以上のコードになるでしょう。C言語は低レベルな言語なので1から10まで実装してあげないといけないのです。


ではこれをスクリプト言語Rubyで書くと・・・

require "webrick"
Thread.start{ 
   WEBrick::HTTPServer.new(DocumentRoot:".",Port:8888,BindAddress:"127.0.0.1").start
} 

たったこれだけです。なんと4行です。もちろんこれは実用レベルではありませんが、このコードだけでカレントディレクトリを公開できます。さらにすごいことに、webrickRubyの標準ライブラリに組み込まれています。つまりRubyをインストールしたら最初っから入っているわけです。こんな高機能なライブラリがゴロゴロしているんです。何気なく普段使っているライブラリも、C言語で書いたら数千行になるって考えると高級言語に思わず感謝してしまいます。
感謝することの何がいいかって、ポジティブな気持ちで技術に取り組めることです。 「この糞仕様言語が!」と思いながらよりも「こんな機能があるんだ。すごい!」という気持ちで学んだほうが学習効率がいいですよね。

バグの経験値でレベルアップ

アプリケーションはさまざまなトラブルを引き起こします。アプリケーションが突然終了、フリーズ、明らかに様子が変等・・・
こういった場合の原因は色々ありますが、C/C++で一例を挙げると

メモリリーク
リソース開放忘れ
スレッド間のデータ不整合
NULL参照
割り込みの競合
スタック破壊

などなど実に様々です。スタック破壊などは極悪の極みで「二度とこんなデバッグやりたくねえ・・・」と思うこと間違いありません。
スレッドセーフの問題はどの言語でも問題になりますが、高級言語でこのくらい低レベル(ハードに近い)なバグはあるのでしょうか?私はあまり見かけません。おそらくスマートポインタ、ガベージコレクション、ライブラリ、フレームワーク等によって隠蔽されているおかげなのでしょう。

このような低レベルなバグのデバッグは大変ですが、プログラマとしては経験しておくべきかもしれません。

・実装時に慎重になりバグが減る
・裏でどんな処理が動いているか想像できるから、実行コストを意識したプログラムを書ける
・コンピューターの仕組みに詳しくなる

このような効果があるのではないでしょうか。

ちなみにやたらバグ修正していますが、私は他人の尻拭い(バグ対応)をすることが多いだけで自分の書いたプログラムがバグだらけなわけじゃないです!あしからず。

アプリケーションの高速化

C言語は高速です。スクリプト言語の数十倍〜数百倍で高速動作します。高速動作するということはとても大きな意味があります。サーバアプリケーションの場合同時に多数の人がアクセスするから、処理時間が遅いと全てのクライアントを待たせることになります。スクリプト言語で処理時間がボトルネックになってしまった場合、そのボトルネック部分だけC言語で書くことで効率改善できるかもしれません。
問題が起きた時の最終手段としてC言語置換ができる、このことに価値を見いだせるならC言語を学ぶ意味は大きいです。

まとめ

C言語を使用する機会は限られています。しかしC言語のような低レベルな言語を学ぶことで、他言語習得コストが下がったり、実装スキルがあがったり、アプリケーションの高速化ができたりと意味はあると思います。是非一度触ってみて欲しいです。

小論文 昇進・昇級試験のための小論文テーマ例10個

小論文ってなにを書けばいいのかわかりませんよね。なにはともあれ、業務内容や思考を整理するためにもまずは幾つかのテーマで書いてみることが重要なのではないでしょうか。WEB上で見つけた昇進試験のための小論文テーマをまとめたいと思います。

昇進試験の小論文テーマは抽象的なので、同じテーマに対して別のアプローチで書いて見ることも有効だと思います。 

 

国語が苦手な私でも合格できた昇進試験の勉強方法をまとめました。

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【1】担当している業務において改善を要すると考える重要課題を一つ挙げ、その問題の原因を分析し、解決するに足る方策を提示する

 

【2】企業価値向上に向けて私が業務を通じて貢献できること

 

【3】職場における私の役割と課題

 

【4】職場の中で得た知識・経験と今後の課題・目標

 

【5】あなたの最近に職務成果を、あなたの現在の組織ポジションとその職責を踏まえて、その達成過程を含めて具体的に述べよ

 

【6】ここ数年のマネジメントの中で、一番苦労したこと、また組織マネージャーとしての自己の成長が得られたと考える職務実績を、その根拠を明確にして述べよ

 

【7】今の業務で最も重要な課題に対して、あなたはどう取り組むか?

 

【8】チームワークの向上とリーダーの役割について

 

【9】業務の効率化とは

 

【10】あなたがこれまでに成し遂げた仕事の中で、最も達成感があり、誇りに思える過去の業績について述べよ

電験三種の試験中に使うべき小技・テクニック

以前の記事で述べましたが、公式丸暗記や過去問を覚えるほどやりこむといった小手先のテクニックは嫌いです。100%理解して、納得した知識を使って問題を解くのが好きです。

 

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ですが電験三種では知らないと損するテクニックというものも存在すると思います。そういったテクニックに着目して話したいなと思います。

 

試験当日のテクニック

試験当日にいきなり実施するのではなく、普段の演習時から実践することを激しくおすすめします。

【1】電卓のメモリー機能を使いこなす

電験の試験では使用出来る電卓が限られています。ちなみに関数電卓は使用できないので注意してください。

 

私は電験のために電卓を新調し初めてメモリ機能について知りました。これを知らないと計算時間が+10%はかかるのではないか?というほど優れた機能で、是非活用してもらいたいです。

 

メモリ機能とは、計算結果を電卓上のメモリに格納しておける機能です。このメモリは好きなときにアクセスできます。メモリ機能を使用しないでA✕B+C✕Dのような積和の混じった計算をするとき、まずA✕Bを計算して結果を紙に書く、次にC✕Dを計算し、その結果と紙に書いた前の計算結果を足しますよね。メモリ機能を使うと、紙に書いておくといった動作が不要になります。詳しい使い方は電卓の説明書を見てくださいね。

【2】マークは最後にまとめて行う

問題を解くたびにマークする方法は以下の理由からおすすめできません。

・問題用紙と解答用紙を行き来する時間が増え効率が悪い

・解答欄をずらして書いてしまうミスが起こりやすい

 

当たり前のテクニックですが、もし実践していないのでしたら騙されたと思ってやってみてください。

【3】法規の時間配分はA問題:B問題=1:4

この記事の先頭で触れた過去記事にも書いていますが、法規はB問題に時間をかけてください。A問題は知らないのはどれだけ考えてもわからないので、変に悩まないでB問題に取り組むべきです。A問題は半分正解、B問題は全問正解の76点を目指すのが最も効率の良い法規の戦略だと思っています。

 

【4】問題を見て、回答方法が思い浮かばなければ飛ばして後回し

この目的は、とりあえず全ての問題に目を通すことが目的です。簡単な問題は確実に取る。難しい問題は後回しにし、効率良く最大得点を狙いましょう。

 

私は、1周目で30点分くらいは自信を持って解答していました。2周目で少し自信ないけどだいたい解いて、3周目は解けたらラッキーくらいってもんでした。

試験当日までにやっておくこと

【5】何分で2周目まで終えるかを決めておく

4番との絡みですが、試験開始後何分で「だいたい解けた」状態(つまり1周目、2周目を終えた状態)になるかは事前に測っておくといいと思います。

時間感覚が無いと無意味に焦ってしまうので、それを避けるためには冷静に余裕があるのか、遅れているのかを知る必要があります。

 

たとえ想定していた時間より遅れてしまった場合でも、冷静であれば解けそうな問題を見極め合格点を取ることは十分可能です。

【6】電線の公式だけは丸暗記

公式の丸暗記は断固反対です。最終的に覚えるにしても、導出を理解し、繰り返し導出した上で自然に覚える方法が最善だと思っています。

 

しかし!電験三種の電線関連の公式だけは別です!これは導出難易度が高い上に電気的な法則も絡まないため覚えたほうがいいです!

電線の長さの公式

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電線のたるみの公式

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私は上2つの公式をホワイトボードに書き、それを冷蔵庫に貼って毎日チラ見して覚えました。語呂合わせなんてなんでもいいんです。ハト分のWS二乗とかでもいいんです。毎日見てればすぐ覚えられます。

 

逆にこの公式以外は丸暗記不要だとも思っています。

 

まとめ

基本的にはテクニックに頼らない地力アップ戦略を取るべきです。

テクニックとは最後の数点分の上積みに効いてくる程度のものです。

 

でもやっぱりテクニックってあるんですよねえ

意外と無視できない点数に繋がったりもしますし。

電験三種の参考書のレビュー おすすめ参考書

電験三種の参考書について評価・レビューしたいと思います。まずはさらっと電験という試験について述べます。さらっとね。

第三種電気主任技術者試験の概要

・理論・電力・機械・法規の4科目の試験

・100点満点中60点以上で科目合格(年度によって合格ラインが下がることもある)

・4科目全て合格する必要がある。

・科目合格制度があり、合格した科目は3年間有効

・合格率は10%以下

・試験は1年に一度のみ実施

・範囲が非常に広い

マークシート方式

私の受験勉強戦略

・機械の構造、電力設備の構造など、構造の理解を最重要視する

・理解した構造を絵に書いてみる。構成要素の役割を確認しながら、正しい構造をスラスラかけるまで繰り返す。

・交流、グランド、コンデンサ等の基本的なワードのイメージをしっかり掴む

詳細は過去記事にもまとめています。

 

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さて、タイトル通りレビューを始めます。評価値の意味は下記みたいな感じです。

使用した参考書とレビュー

★☆☆・・・買わなくてもいい。

★★☆・・・お金に余裕があれば買ったほうがいい

★★★・・・超おすすめ! 絶対買うべき!

【1】これだけ機械

これだけ機械 改訂新版 (電験第3種ニューこれだけシリーズ 3)

おすすめ度 ★★★

本全体が平易な表現で書かれていてかなりわかり易かった。

分かりやすさを優先して内容を犠牲にする本が多いが、「これだけ機械」は分かりやすさと内容を非常に高いレベルで両立しています。図もわかりやすく、要点を押さえていて見やすいです。よく読み込むとしっかり腑に落ちる説明もGood。

全部で60項目から構成されています。項目の横に、勉強したらチェックをするという勉強をしていました。多い項目は3回以上やりこんでいます。

最初に購入したこれだけシリーズでした。この後残りの3冊を買いにいってしまった(笑)

 

【2】これだけ理論

これだけ理論 (電験第3種ニューこれだけシリーズ)

おすすめ度 ★☆☆

普通。電験の理論は高校物理+αで対応できると思っているのですが、その+αの部分は個人サイトや電験公式サイトの方がわかり易かったなぁ。高校物理には自信があったのであまり役に立ちませんでした。

 

【3】これだけ電力

これだけ電力 (電験第3種ニューこれだけシリーズ)

おすすめ度 ★★☆

良かったです。買う価値は十分あります。機械と同じように何度もやり込みました。

ただ電力という試験の難易度が機械に比べて低い(と感じていた)ので、機械ほどの感動はなかったので★2つです。

 

【4】これだけ法規

これだけ法規 (電験第3種ニューこれだけシリーズ)

おすすめ度 ★★★

超おすすめ。何が素晴らしいって、本が薄いこと!法規という勉強が苦痛で仕方ない科目がコンパクトにまとめられています。内容も、丸暗記せい!というものではなく、できるだけ理解して意味を覚えてもらおうという意図が感じられました。その点も評価高いです。毎日通勤バックに入れて読んでいました。結局3周くらい読んだかな?

 

【5】電験三種完全攻略

電験三種完全攻略 (LICENCE BOOKS)

おすすめ度 ★☆☆

これは非常に人を選ぶ本だと思う・・・4科目を1冊にまとめた本です。当然項目ごとの説明は非常に簡素で、ほぼ公式が書かれているだけです。

私はケチなので最初にこの本を買い、これ一冊で合格する気でいました。しかし機械分野で挫折・・・これだけシリーズへと移行しました。

勉強をひと通り終えたあとに読むと、各項目を表や公式で簡潔にまとめており手軽に復習ができよかったのですが、これ一本で勉強するのはものすごく(本当にすっごく)辛かったです。

 

【6】過去問10年分

おすすめ度 ★★★

本の名前を忘れてしまいましたが、問題→解説→問題→解説という構成の本です。問題を解いてすぐに確認できるのがとてもよかった。10年分は計画的に、2000年→2002年→2004年→・・・2001年→2003年→・・・前年度の問題、という順番で解きました。最初はいくら時間をかけてもいいので全問解ききるように実施し、残り6年分となった辺りから時間を測って取り組みました。最後の三年程度では全ての科目が安定して8〜9割超取れるようになっていたので、自信に繋がる一冊でした。1周目を終え、2周目は間違えた問題だけやり直し、やり直しした分野はこれだけシリーズで復習し、3周目は2週目に間違えた問題だけをやり直しました。

 

【7】予想問題集3セット(オーム社)

平成27年度 電験三種予想問題集

おすすめ度 ★☆☆

過去問10年分解いてしまって、演習問題がなくなったのでとりあえず買ってみました。これに取り組む段階でかなり仕上がっていて、過去問ならば安定して9割とれるレベルでしたが、予想問題は5〜8割程度しかとれないという非常に焦る結果となりました(笑)。個人的には実際の問題より難しい問題を解くという勉強方法は好きなのですが、資格試験に合格するためには不要かな〜という印象です。良かった点は、理論のB問題で予想問題と全く同じ問題が出たことです。1〜2問くらいの底上げにはなるかもしれませんが、学習コストに見合わないですね。

 

 まとめ

これだけシリーズは完成度の高い参考書なのでおすすめです。

これだけシリーズは学習量が膨大になってしまいます。6割程度読破したところで過去問に移行し、残りの4割は過去問で関連分野を解いた際に取り組みました。演習と座学のバランスが大事です。

応用情報 情報処理技術者試験の勉強法

基本情報を受けて午前60点、午後60点。ギリギリ合格したものの分からない問題は多数、勘で答えた問題も多数。受けた感触も最悪でした・・・。

そんな苦い経験があったので応用情報処理試験はしっかり準備しようと思い、計画的に勉強しました。約4ヶ月、1日2時間程度の勉強を続けて午前90点、午後80点。余裕を持って合格しました。基本情報での失敗をどう活かしたか、基本情報と比べてどうだったか等にスポットを当てて応用情報試験の勉強方法について述べたいと思います。

 

自分のした勉強

合格教本を2〜3ヶ月程度かけて読み込みを行いました。合格教本は試験範囲を知るにはいいのですが、試験範囲の内容を理解するには不十分だなあというのが印象です。もっとも全ての範囲を十分詳しく書いたらとてつもなく分厚い本になってしまうので仕方ないんでしょうけどね。

そんな合格教本を使っての勉強は、あるセクションを読む→分からない言葉や腑に落ちない点はWEBで検索〜というのをひたすら繰り返す愚直なものでした・・・。

試験前の1ヶ月程度は過去問を解いていました。午前問題は通勤時間に、午後問題は帰宅後に取り組み、合計5年分くらい解いたかなぁ。

合格するための勉強法

さて、愚直に全部の範囲を勉強したわけですがやはり無駄は多かったと思います。(合格を目標とするなら最短合格ではなかったという意味で)自分のやったことを振り返って、合格するために絶対したほうがいいと思うこと、おすすめできることをピックアップして述べてみます。

【1】ストラテジ・監査・プロジェクトマネジメントの用語をマスターする

情報処理試験を受ける人ってエンジニアが多いと思います。エンジニアって文系科目を軽んじる人が多いんじゃないかな〜と思ってます。というか私がそうなんです。この試験でいうと、ストラテジ・監査・プロジェクトマネジメントがそれに当たるんですが、基本情報のときはこの分野を完全無勉で受けてしまい、午前はほぼ全滅しました。

 応用情報で初めてこの分野を勉強したのですが、実はかなりコスパがいいとわかりました。午前問題でいうと、ある程度用語を覚えればストラテジ系は8〜9割安定して取れるようになります。午後問題の選択のプロジェクトマネジメント・サービスマネジメントのいずれかは解けるようになります。

具体的に何をするのかというと、用語を覚える。これにつきます。たとえば、KFSという用語があります。省略語でなく、もとの英語を覚えます。

KFS ⇒ Key Factor for Success・・・成功のためのキーとなる要因。

これをひたすらあらゆる用語で行う。これだけです。

ポイントは机に向かわず、何度も繰り返して定着させること。私は付箋の表に「KFS」、裏に「Key Factor for Success・・・成功のためのキーとなる要因」と書いて家の中に貼って覚えました。この分野を押さえると午前はまず60点切らなくなりますし、午後も1題はだいたい解けるのっで合格にぐっと近づきます!

【2】午後の必須選択・プログラミングとストラテジ→プログラミングを選ぼう!

基本と応用、両方受けて特に違うなと思う点は、プログラミング問題です。一言でいうと・・・

基本情報のプログラミング → 泥臭い

プログラム実行時の配列のインデックスを求めさせられたり、擬似言語の穴埋めだったりと、わりとしっかりプログラムを読まなければ解けない問題が多い傾向があります。

応用情報のプログラミング → 日本読解

それに対して応用情報のプログラミングは、答えはほとんど問題文の中に書かれていて、あまり泥臭い作業を強要されません。本当に問題に書いてあるんです。答えが・・・。

応用情報のプログラミング問題ははっきり言って簡単です。逆にストラテジは難易度の差が激しいし、0点はとらないけど満点も取れない、という印象を持っています。プログラミングなら、しっかり対策すれば満点を十分狙えます。練習ではどれだけ時間をかけてもいいから、問題文の中に答えがあるということをしっかり確認してください。

【3】午後は解かない問題を決めておく

自分はデータベースとネットワークは解かないと決めていました。それで情報処理技術者を名乗れるのかというツッコミはありますが、勉強をしないと言っているわけではないです。全ての午後選択問題の過去問を数年分解いてみて、平均して一番得点率が低くなおかつ時間もかかる分野だったので本番では切ることに決めたのです。午後問題は時間がシビアで、問題選択はできるだけ早く済ますに越したことはないですしね。

私はデータベースは業務で使わないので苦手意識があり、午前問題でも手こずっていたのですが、午後データベース問題を解くことで少しだけ慣れることができました。最初っから解く午後問題を決めていたらきっと午前のデータベース問題も解けなかったと思います。午後選択問題は、苦手な分野でもひと通り解いてみることをおすすめします。

まとめ

ストラテジ系は用語を確実に押さえる

プログラミング問題は演習を行い、問題文中に答えがあることを実感する

午後問題は全部解いてみる。それから平均得点率や解くのにかかる時間を調べて、本番で選択しない問題を決定する。

電験三種の勉強方法 100点目指して範囲全部理解する方法

電験三種の勉強法について

電験の勉強方法について述べたHPやブログをいくつか見たのですが、試験範囲を最初から最後まで理解する、というやり方は避けるべき勉強法だという旨のものが多いと感じました。このような話は電験に限ったことではありませんが、電験は試験範囲が広いためか「過去問重視」「公式丸暗記」「3年計画(科目合格制度)」「60点合格狙い」といった戦略を良しとする傾向がより強いなあと感じました。

でもどうせ資格を取るなら100点目指して範囲全部理解した方がいいよね。実際に私は全科目満点を目指して、7ヶ月程度勉強しました。1日に2〜3時間程度の勉強を続け、無事に一発合格!点数は4科目平均で85点程度で、100点では無いけどまぁまぁ余裕の合格でした(やったね)。

実際に合格してみてより強く思うのは、100点目指してしっかり理解しながら勉強を進めるのが一番近道なんじゃないのかなぁーということです。逆に60点取れるところで勉強をやめるってすごく難しそう。優秀な指導者がいて、勉強内容を全て精査してくれれば可能かもしれないけど・・・独学で60点狙いはどうしているのだろう・・・

 

とは言っても闇雲に勉強するのはオススメできません。膨大な試験範囲は上手く処理しないと、まず間違いなく終わらない・・・。そこで参考までに、日程計画と科目ごとに私の勉強法をまとめようと思います。ちなみに参考書についても別記事にまとめましたのでよろしければどうぞ。

 

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 勉強プラン

方針【1】一発合格を狙おう 〜科目合格制度の甘い罠〜

・総勉強時間は一発合格が最短

電験の理論・電力・機械・法規はどの科目も密接に関わっています。そのため科目合格を狙ってしまうと、1年目に勉強した科目と同じような内容を、2年目にも勉強するはめになります。よって多少大変でも1年で4科目まとめて勉強した方がトータル勉強時間は少なく済みます。

 

・電気現象の確かな理解

また、四科目勉強することで電気現象を多面的に捉えることができます。例えば理論で電気回路分野が良くわからなかったとしても、機械の電動機や、法規や電力の短絡試験、各種接地を読んでいるうちに「あーそういうことか」と様々な現象が一本の線に繋がる瞬間が訪れます。この瞬間を迎えると飛躍的に理解が進み、合格にぐっと近づくでしょう。

 

ちなみに勉強する順番としては①理論→②電力か機械→③電力か機械→④法規がおすすめです。

 

方針【2】ゴールを明確にし計画を立てる

各科目について参考書を買って「よし、一日にXXページづつやろう♫これなら無理なく続けられるぞ!」というようにゴールを決めないで始める勉強、これは危険です。電験に限らずどんな勉強でも勉強計画はもっと大きな視点で策定しないと計画倒れになりがちです。

 

私の場合、試験まで7ヶ月ある状態で勉強を開始しました。試験範囲が広そうだな〜という程度の認識だっと記憶しています。下記のようにざっくりとした計画をたてました。

勉強開始〜3ヶ月目(3ヶ月間)

最初の2〜3ヶ月でまずは参考書を全部見てみる。分からないとこをは付箋を貼るなどしてわからなかったことを明確にしておく。

 

目を通すことの目的は【雰囲気を掴み過去問にスムーズに入ること】と、【苦手な分野をあぶり出しその後の対応を考える】ことでした。

3〜5ヶ月目(2ヶ月間)

過去問に取り組む。時間を計らずに全問解く。間違えた分野や理解が足りていない分野について参考書に戻って復習する。ここで過去問を5年分程度実施する。

 

時間をかければ解ける状態は合格の最低ラインなので、まずはそこに到達することが目的でした。

5〜6ヶ月(1ヶ月間)

過去問に取り組む。時間を測り、試験で使用する解答用紙を使用して緊張感を持って問題を解く。間違えた分野や理解が立ちていない分野について参考書に戻って復習する。ここで過去問を5年分程度実施する。

 

試験直前です。最終調整として時間を計って取り組みます。ここで合格ラインを割っている場合最後の一ヶ月でなんとかしようと考えていました。

6〜7ヶ月(1ヶ月間)

過去問で間違えた問題を解き直す。間違えた分野や理解が足りていない分野について参考書に戻って復習する。余力があれば予想問題集をやる。

 

この一ヶ月はバッファで、無いものとして考えていました。

 

計画の実施

電験の勉強をしたことある方なら解ると思いますが、最初の「3ヶ月で範囲全部確認」ってけっこう無謀な計画です。私は計画策定段階には電験の試験範囲の広さを見誤っていました・・・。しかし実際に7ヶ月を振り返るとおおよそこの通りに勉強を進めることができていたなあと思います。さて、ではそんな無謀な計画なのになぜスケジュールどおりに進められたのか?

方針【3】スキマ時間の有効活用

勉強を始めて1ヶ月たったころ、ようやく電験の範囲の広さを認識しました。そこでようやく「このままでは絶対に3ヶ月では終わらない」と気づき、スキマ時間を使う作戦を立てました。サラリーマンであれば通勤時間やお昼休みなど、ちょっとしたスキマ時間がありますよね。

 

スキマ時間は基本的に10分〜30分程度しか連続では取れませんし、ペンと紙を使えない状況が多いです。なので本一冊あれば勉強できる【法規】をスキマ時間学習のターゲットにしました。

 

法規だけ別スケジュールにするためで再度計画を考えざっくり以下のようにしました。

勉強開始(1か月目)〜5ヶ月目(4ヶ月間)

スキマ時間で参考書を3週する。ひたすら読み進める

5〜7ヶ月目(2ヶ月間)

過去問を解く

 

法規は過去問以外は電車内でのみ勉強しました。往復1時間超の通勤(乗車率高め)で、車内でいかに上手く位置取りするかなど考えてました(笑)

方針【4】分からない箇所は付箋を貼って次に進む

初見で分からない概念や機構はたくさん出てきます。その全てを確実に理解しながら進むとひっっじょ〜に時間がかかります。分からないとこは付箋を貼るなどして「何がわからなかった」を明確にしながら進んでいくと、ぎりぎり「3ヶ月で理論と機械と電力の範囲確認」が達成できます。(法規はスキマ時間対応なので別枠です)とりあえず全部の範囲を確認することで、見なおした時にすーっと理解できたりしますので放置して先に進みましょう。ただし、放置する箇所があまりに多くなりすぎると目を通す意味がなくなってしまうかもしれません。放置する箇所は1科目辺り10以下が理想だと思います。私の場合は、パーセントインピーダンス、直流機の構造(重ね巻きと波巻き)、サイリスタ三相交流、電機子反作用などなどを放置しました。もちろん試験前には理解していましたよ!

方針【5】計画を死守する

当たり前と言えばそうなんですが、計画を立てたら極力計画通りに進めましょう。

計画を立てるときは「これだけやれば絶対合格できるだろ!」という自信を持てるような計画にしましょう。そして計画から遅れるということはつまり、試験日までにやりたかった勉強の一部ができなくなること意味します。

 

私は遅れても挽回可能なように、勉強しない日を予め計画に組み込んでおきました。

 

 

続いて各科目の勉強方法、勉強時に意識したことをまとめていきます。

機械

この分野を勉強する際に、最も重要だと私が思うこと、それは対象の構造を正しく理解することです。構造を正しく理解するために、自分の認識している構造を紙に書いてみましょう。紙に書けるのは完全に理解している箇所のみです。なので理解しているつもりであっても実はわかっていないような箇所を驚くほど炙りだしてくれます。愚直にとにかく書いて構造を理解することが機械分野のよい勉強法だと思います。

 

機械では、同期機や直流機、誘導機といったよく出題される分野があります。この分野は公式が多く苦手意識を持っている人が多いかもしれないですね。確かに参考書には多くの公式が書かれていて、それらを使用しないと問題は解けません。しかしここで公式の丸暗記と演習を繰り返すという勉強をしてしまっては、少しひねった問題に対応できなくなってしまいます。

 

私はこれら3つの電動機を勉強する際に、どのような部品で構成されているのか、どのように動作するのかを納得できるまで絵や図を見たり、自分の理解している構造を絵に書いたりしていました。繰り返しになりますが、特に「絵を書く」という行為は重要で、わかった気になっている点や、理解していない点を漏れ無く炙り出してくれます。構造を理解するために見る資料は、個人的には略図ではなく、部品ごとの写真を見るとより理解が深まります。例えば同期機では明電舎の特集の図がわかり易かったです。

 

まず図を見る。次に絵を書く。そして構造を掴んだら、参考書の動作原理を読み込みましょう。動作原理を一言一句漏らさず(重要です。なんとなく分かったはダメ)理解できたら、電動機はほとんど攻略済みです。あとは公式の導出を理解すれば良いのです。構造と動作原理を理解していれば、実は公式の導出はとても簡単です。

問題を解くときは、常に図を書き、公式の導出してみるといいんじゃないでしょうか。10問程度解けばもう完璧に公式を理解していると思います。

 

機械は範囲が広く、照明や制御といった独立した分野がいくつかあります。60点狙いの場合、これらの分野は独立しているからという理由で捨てられがちです。しかしこれらの分野の問題は、独立しているからこそ難易度が易し目の場合が多いです。独立しているからこそ勉強もし易いはずです。優先度は低いですが、捨てるのはもったいない分野だと思います。

 電力

私はあまり記憶力がよくないですが、暗記が多いと言われている「電力」について、覚えられなくて困ったということはほとんどありません。それは電力にでてくる用語の一つ一つが意味・役割を持ってて、その意味を腑に落としながら覚えたからだと思っています。

 

例えば電力ではいくつかの発電方式を覚える必要がありますよね。しかし各種発電方式について、テキストを眺めるだけではなかなか覚えられません。最初はテキストを見て理解した気になって、演習して惨敗するということが多かっです。教科書に載っているような綺麗な絵をいくら眺めても覚えられないんです。

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またまた繰り返しになりますが、一つ一つの要素の意味を確認しながら「絵を書く」ことで少しづつ覚えることができました。恥ずかしいので載せませんが、こんな綺麗な図ではなく、線も字もぐしゃぐしゃの図を量産していました(笑)。全ての要素は意味があってそこにあるものです。その意味を丁寧に確認しながら図を書くことで、最初は存在すら忘れている要素でも、繰り返し書くうちに少しづつ定着していきました。問題を解くたびに、何度も繰り返し書くことで必ず覚えられます。

理論

応用問題の解き方よりも、基本概念を丁寧に積み上げていく作業が必要だなぁと感じました。電流、電圧、電力、交流、グランドとは何か?そういった他の科目でも必要な要素を納得しながら進む必要があります。ここを疎かにすると砂の城になってしまう!

 

とはいっても電気を丸裸にしようと思ったら完全にテスト範囲外ですし、難しすぎます。電気現象を学問的に正確に表現して理解する必要は無いと思います。

 

電流は電子の移動であるとか、グランドは電子を無限に許容できる入れ物だとか、自分なりの納得できる解釈を見つけて、イメージをつかめればいいと思います。

 

物理や数学のレベルについてですが、電験で求められる物理は高校レベルの電磁気を理解していれば十分対応可能です。数学も高校レベル(数学3Cはほぼ不要)で十分です。三角関数虚数、ベクトル、くらいできればいいかなあ。理論が苦手と感じるのであれば、高校の電磁気を学習してみるのが近道なのかもしれないですね。

 

理論に関して、鹿の骨さんのサイトにとてもお世話になりました。特にパーセントインピーダンスとベクトル図は目からウロコ。。

 

ちなみに私は電圧についてイメージを掴みきれていない・・・

法規

試験範囲は法律そのもので、出題形式は穴埋めや解釈などと限定できですが最も厄介な科目だと思います。過去問をいくら頑張っても未知の条文が出題されればTHE END。知っているか・知らないかの2択です。おまけに暗記対象は数値。道路の幅や線の太さなんで覚えられません!

最初に言ってたことと違うけど、法規で100点を狙うのはあまりに厳しい・・・。そこでコンスタントに合格点を取るために私がとった戦略は、「A問題は半分正解、B問題は全部正解」というものです。これを実現すると76点でまず合格できます。

 

A問題は知識問題なので通勤電車でのみ勉強しました。往復約1時間。家では一切やらないと決めスキマ時間を活用しました。半分は知らない問題が出るけど、残りの半分は過去問の類似問題なので類似問題は問題は確実に解けなければなりません。数値の暗記は苦行ですが得点源になるのでやらざるを得ないのです・・・

 

B問題は計算問題です。ここはなんとしても全問正解したいんですけど、「法規の計算問題」は問題数が少なく、演習量が不足しがちです。さらにB問題数年分解いてみたところ予想外に難しく、その時点では全問正解は絶望的でした。

 

そこで少ない法規B問題を有効に使うため、まず理論・機械・電力の計算問題を解けるように実力をつけてから出直す作戦に変更し、4科目の中で法規を後回しにしました。3科目の実力が付いたころに法規B問題に取り組んだところ問題の特殊さはあるけれど難易度は他3科目のB問題の方が高いと感じました。

 

2012年以降の法規は難化しており、この戦略は取りにくいかもしれません。しかし法律を全て丸暗記するよりは計算問題で点数を稼ぐ方が絶対に楽・・・だと思います。法規の計算問題は見た目をややこしくしていることが多いけど、中身は理論や電力の問題と同じ感じのことが多いので、しっかり実力をつけてから臨むといいと思います。

 まとめ

 以上が私の勉強方法です。満点目指す上で重要なことをまとめると、

1、「これだけやれば絶対合格できるだろ!」と自信を持てる計画を立てて期日を死守する

2、機構や原理は、納得できるまで読み込んだり絵を見たりする。

3、理解した内容を絵や図を書いてアウトプットする。

4、法規は満点を目指さない(笑)